カルシウム

口内にも乳酸菌

歯磨きや歯間ブラシ、歯石の除去などのオーラルケアに、あの「乳酸菌」が効くという話を聞いたことがありますか?
乳酸菌といえばヨーグルトを思い浮かべると思うのですが、オーラルケアに取り入れることで、口臭が減り口内環境が正常化されるというメリットがあります。

・乳酸菌がオーラルケアに良い理由
乳酸菌を摂ると、人間の口の中を酸性やアルカリ性から中性の状態に整え、虫歯菌や歯周病菌が活動しにくい環境をつくります。
つまり、口内細菌を飼うことで、オーラルケアができるわけですね。
口内環境を乱す悪い細菌と戦ってくれるので、歯磨き粉やデンタルリンスにはない「用心棒」としての働きが期待できるのです。
人間の口の中には常在菌も含め、さまざまな種類の細菌が生息しています。体の中と外のどちらにもつながっている場所ですから、細菌だらけなのも頷けますね。
しかし、菌類の中には歯周病や虫歯の原因をつくる悪い菌もいます。
放っておくと口の中が臭くなってきて、歯垢が溜まり放題になり、さらに虫歯や歯茎の腫れが進む…。
考えただけでも恐ろしいですね。
そこで登場するものが乳酸菌、「LS1(ラクトバシラス・サリバリウスT12711)」「WB21」「L8020」。
ふつう乳酸菌の多くは胃の中や腸の中で活動していますが、LS1については口内の唾液の中を住み家としています。
口腔内の乳酸菌については、まだまだ未解明な部分もありますが、上記の3種類はいずれも人間の口の中を守る善玉菌というわけです。

・LS1をどうやって摂ればいい?
LS1をどれだけ口内に持っているかは個人差があります。
なので、虫歯になりやすい方や歯周病が気になる方は、LS1を配合した歯磨き粉やタブレットから口の中に取り込んであげましょう。
ヨーグルトを食べて取り込む方法もありますが、糖分が気になったり、砂糖なしでは食べづらいというデメリットがあります。
オーラルケアに使うのであれば、歯磨き粉やタブレットを使った方が自然ですし、無理なく続けられそうですよね。

自然界にはたくさんの種類の細菌が住んでいますが、その中でも私たちの体の健康を守る「善玉菌」の存在は大きいです。
口内環境が整うだけで虫歯や歯周病のリスクを抑えることができます。
乳酸菌のパワーを借りて、お口の中から健康を目指していきましょう。