カルシウム

乳酸菌を摂るベストタイミングは?

お通じに良いとされる乳酸菌は、ヨーグルトやチーズをはじめ、サプリメントなどとしても活用されています。
ヨーグルトで毎日乳酸菌を摂っているという方も多いようですね。
乳酸菌は菌類であり生きているものなので、どのタイミングで摂ると良いのか、分からない方もいるかもしれません。
「朝が良い」「食後が良い」など、いろいろな意見がありますが、結局どのタイミングが正解なのでしょうか?

・乳酸菌の理想的な摂り方
乳酸菌は口から入ってそのまま胃や腸に届くとは限りません。
それは、乳酸菌が「酸に弱い」という性質を持っていること、さらに人間の体内に分泌される胃酸や胆汁が乳酸菌を死滅させてしまうためです。
胃酸は空腹時にたくさん分泌されるので、胃を無傷で通り抜けるためには、食前や空腹時の摂取は控えた方が良いでしょう。
食後は食べ物を分解するために胃酸がはたらいている状態なので、乳酸菌は胃を通り抜け、さらに下の臓器に届けられます。
3時のおやつや小腹がすいた時にヨーグルトを食べている方は、胃酸で乳酸菌が分解される可能性がありますから、少し多めの量を口にすると良いでしょう。

・時間帯による違いはあるの?
ヨーグルトといえば、朝食や昼食など明るい時間帯に食べるイメージがありますよね。
しかし実際には、朝でも夜でも時間による効き目の差はなく、いつ食べても問題はないといわれています。
むしろヨーグルトやチーズに含まれる乳酸菌は常に一定数を摂取し、体に取り込んであげなければ効果がありません。
悪玉菌は何もしなくても勝手にどんどん増えていきますが、乳酸菌のような善玉菌は意識的に補うことで、はじめて効果が実感できる存在なのです。
乳酸菌を配合したヨーグルトや飲料などが次々と登場し、いつでも手軽に乳酸菌を取り入れられるようになりました。

生きたまま乳酸菌を胃腸に届けるためには、空腹時や食前を避けて、お腹がある程度満たされている時がベストです。
時間よりも大切なのは、毎日しっかり続けること。
食生活に乳酸菌を取り入れて、体の内側から健康を目指していきましょう。