カルシウム

乳酸菌とカテキン

緑茶やワインに含まれる事で知られるカテキンは、植物だけが持っている「ポリフェノール」という成分のひとつです。
植物に含まれる苦味成分のことで、体脂肪を燃焼させる効果やインフルエンザウイルスを阻害する働きなどが確認されています。
脂肪がつきにくいことから、アンチエイジングや生活習慣病予防にも利用されていますが、最近では腸内環境の改善に効果があるとして話題を集めています。

・緑茶カテキンと腸の関係
そもそもカテキンには強い殺菌作用があり、インフルエンザウイルスのような強力な病原菌だけでなく、腸内のpHバランスを整えて悪玉菌の数を適度に減らします。
悪玉菌が老廃物を腐敗させる際に出す毒素に対しても解毒効果を発揮するので、悪玉菌のせいで腸内環境が乱れてしまった方、胃腸の調子が思わしくない方にもおすすめ。
食事の前後に緑茶を飲むだけでも、悪玉菌を効果的に減らし、善玉菌優勢の腸内環境へと導きます。
人間の体内には悪玉菌とともに善玉菌も存在しており、日々悪玉菌と領土争いを繰り広げています。
しかし生活習慣や食生活が乱れると、途端に悪玉菌が増えて腸内の状態が悪化します。
緑茶カテキンは、悪玉菌が住みにくい腸内環境に整えるだけでなく、善玉菌を活性化させてぜん動運動を促進し、便や老廃物の排出を促してくれるのです。

・乳酸菌との併用が効果的
カテキンには腸内環境を改善する力がありますが、そのままでは体内に吸収されにくい特徴を持っています。
しかし、乳酸菌を併用することによって体内への吸収が促進されるといわれており、実際にカテキンと乳酸菌は体内で共存することが可能です。
腸内に乳酸菌が足りない方は、カテキンとは別にサプリメントなどから乳酸菌を補ってあげると良いでしょう。
すでに乳酸菌と緑茶をどちらもミックスしたお茶も登場しています。サプリとお茶を別に飲むのが大変という場合には、両方同時に補える製品がおすすめですよ。

緑茶は病気の予防から解消まで、さまざまな場面で健康をサポートしてくれる飲み物です。
便秘や腸内トラブルの解消にもすぐれた効果を発揮してくれるので、ぜひ乳酸菌と合わせて摂るようにしましょう。

乳酸菌サプリメントの人気ランキングも参考にしてみましょう。