カルシウム

ヨーグルトには1mlあたり1000万個以上の乳酸菌

乳酸菌を豊富に含み、子どもから大人まで誰もが口にするヨーグルトは、毎日の食事やおやつに欠かせない存在。
ヨーグルトはかつてトルコで「カード(凝乳)」と呼ばれる固形物が作られたことに由来しており、日本では厚生労働省によって「はっ酵乳」と定められています。

・はっ酵乳の定義
はっ酵乳の定義とは、乳に含まれる成分から脂肪分を除いて「無脂乳固形分」としたものが、合計で8.0%以上の割合で含まれており、はっ酵乳の1mlの中に乳酸菌もしくは酵母の数が1000万 個以上含まれていなければならないと定められています。
1000万個以上といってもいまいちイメージが湧きにくいのですが、私たちの腸内には1日あたり1兆個の乳酸菌が必要といわれており、相当な数の乳酸菌を必要としていることが分かります。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は最低1000万~数十億個です。
毎日食べることができればこれだけ多くの乳酸菌が摂取できます。
多くのヨーグルト製品の中でも厚生労働省の「許可表示」を受けたものについては、整腸作用や抗アレルギー作用などが期待できる種類の乳酸菌を含んでおり、毎日の健康維持に適しています。

・ヨーグルトとサプリメントの組み合わせ
ヨーグルトを1日に何個も食べるのは大変ですし、糖分の摂り過ぎになるリスクもあって、なかなか1兆個の乳酸菌を摂取するのは大変です。
そこで、ヨーグルトが摂れない場合の補助用に取り入れたいものがサプリメントです。
乳酸菌を配合したサプリメントは、甘味がほとんど付いておらず1粒飲むだけでまとめて乳酸菌が補える便利なアイテム。
しつこい便秘やお腹の不調には、ヨーグルトとサプリメントの組み合わせが効果的です。
乳酸菌は人間の健康に欠かせない存在で、唯一悪玉菌と戦ってくれる「正義の味方」。

1兆個摂るのが大変でも、ヨーグルトとサプリメントを組み合わせたり、上手に使い分けてあげれば必要十分な乳酸菌が補えます。
製品のパッケージに書かれている乳酸菌の数や種類などもチェックして、自分に合ったヨーグルトやサプリメントを選んでみてください。